Read Only Memory(ROM)

1)読み出し専用の記憶素子
 電源がなくても記録が保持され,書き換える必要のないデータを保存するために使われる IC。 データ書き込みの方法によって,製造時に書き込まれるマスク ROM と,ROM ライターによる書き込みができるプログラマブル ROM(PROM)に大別できる。 PROM には,紫外線でデータを消去・再書き込みできる EPROM と,電気的に消去・再書き込みが可能な EEPROM,フラッシュメモリなどがある。

2)ゲームカートリッジから吸い取られたゲームのこと。
 MP3 ファイルと同様に扱える。 最初は 1995年の,史上初のゲームボーイ「エミュレーター」プログラムの登場にさかのぼる。



Mask ROM(MROM) マスク ROM

 製造工程で使うマスクによって内容が決まり,書き換え不可能な ROM。 製造単価は各種の ROM のうち最も安いため大量生産向きである。 生産開始時はマスク製作費用が必要。 バグがあると旧版を廃棄することになるため損失が大きい。 単体の ROM のほか,ワンチップマイコンの内蔵 ROM として多用される。



Programmable ROM(PROM)

 記録内容を製造後に設定することができる ROM。 EPROM や EEPROM など記録内容の変更が可能なものもある。



Erasable Programmable ROM、Electrical PROM(EPROM)

 ROM の一種で,内容の消去や再書き込みが可能になっているタイプのもの。 消去方式によって,紫外線消去タイプ(UV-EPROM)や,電気的消去タイプ(EEPROM)がある。
フラッシュメモリー(フラッシュ ROM)も,この EEPROM の一種。 一般的には、データの消去に紫外線を用いる UV-ERPOM を指してもちいられる。



Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)

 電気的に消去(書き換え可能)なプログラマブル読み取り専用メモリー,構成情報を保存するためよく使用される統合回路(メモリー)。 電源を切ってもデーターは保持される。 データーの消去には高い電圧が必要だが,最近の EEPROM は内部で電源電圧を昇圧しているため, 基盤に実装したままデーターを書き換えることが可能となった。 PC では BIOS を書き換え可能にする為に使われる。 シリアル入出力の EEPROM は小型であり,機器の設定情報の保持に多用される。 最近では DIMM の仕様を示す SPD にも用いられている。
 BIOS 等のファームウェアを保存する部品(チップ)として使われ, SCSI カードではホストアダプタ BIOS とファームウェアを保存するための統合回路として使われる。
 チップまたはブロック一括消去が可能なものを特に
フラッシュメモリーと呼んで区別している。



UltraViolet Erasable Programmable Read-Only Memory(UV-EPROM)

 紫外線で消去できるタイプの EPROM。 パッケージの中央に石英ガラスの窓があり,ここに紫外線をあてると,内容が一括消去される。



One-Time PROM(OTPROM)

 UV-EPROM のチップをプラスチックパッケージに収め,安価にしたもの。 窓がないため一度書き込むと消去できない。 電気的特性が同一チップの UV-EPROM と同じであるため,量産時は OTPROM に置き換えてコストダウンが可能。 マスク製作費用がかからないためマスク ROM よりも少量生産に適する。 また改ざんできない特性からセキュリティ用途等に用いられる。



対応語 
RAM



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