Reduced Instruction Set Computer(RISC)
単純な命令(縮小命令セット)を持つ CPU の総称。
現在 RISC プロセッサーのテクノロジーは枯れた技術となっており,様々な方面に利用されている。
基本構造は 1980年頃に IBM が開発,1987年頃アメリカのメーカー(SUN,MIPS)が製品化を始めた。
処理速度を優先させるため,命令を比較的シンプルな固定長に制限することで,
1つの命令を実行するのに必要なクロック数をそろえている。
また,命令の制限により,回路が単純になったためクロック数を高くしやすい。
命令が同じ長さであるためフェッチが単純になることもある。
これはパイプラインでの実行をスムーズにするため,可能な限り単純な命令が望まれるからである。
また単純な命令は必要なクロックが同じになるのでパイプラインにバブルを作りにくいこともある。
これらにより,パイプラインが効率よく働き,スーパースケラーを実装しやすい事も上げられる。
今日の RISC CPU は多くの汎用レジスターと多段のパイプラインを複数,持っている。
パイプライン構造が取り易いために,高速化が容易だといわれたが,
実は CISC との間に決定的な差はなく,
CISC の使い方を研究されて登場した RISC は,
よく使う命令のみを実装したために回路的に軽くなったのが本当らしい。
RISC の命令セットは高度な最適化処理を行なえるコンパイラの利用を前提に設計されているため,
ソフトウェアを作成するコンパイラに負担がかかるとされるが,今日では大きな問題ではない。
RISC CPU は OS を含めた大部分のソフトウェアが C 言語などで開発されているワークステーション用の CPU に適している。
Clipper クリッパー
フェアチャイルド・セミコンダクターのプロセッサー部門が開発したワークステーション用 RISC プロセッサー。
この部門はインターグラフが買収し,これが根拠となり,1997年以降,インテル,デル,ゲートウェイ,AMD を相手取って特許侵害訴訟を起こし,2004年までに HP を残してすべて和解。
2005年1月21日 HP と和解した。
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