Pentium M 開発コード『Banias(バニアス)』

 2003年3月12日に発表された Centrino 向けの CPU。 インターネット機器や超薄型ノートパソコン向けに Israel Design Center で開発された,まったく新しいモバイル・プロセッサーで,高いエネルギー効率と高性能の両方を実現するらしい。 Micro-Op Fusion,Advanced Branch Prediction などの新技術を搭載しアイドル時の消費電力は1W 未満で,さまざまな節電機能を持っている。  0.13μmプロセス,トランジスタ数 7,700万個。 マイクロ Ops フュージョン,アドバンスド分岐予測,専用スタック・マネージャ,400MHz 省電力プロセッサ・システム・バス,1MB 省電力統合 L2 キャッシュ,拡張版 インテル SpeedStep テクノロジなを搭載し,SSE2 もサポートする。
 コア部分は,P6 アーキテクチャーをもとに省電力化のために大幅な変更が加えられる。 たとえば,現行方式のマイクロ演算では,プロセッサーが同じ計算を繰り返し行なっている。 この演算を融合し,チップが実行する個別の演算数を削減し,消費電力を節約する。 また,チップが小さいセルに区切られ,その部分を使っていないときはセル全体が機能を停止することで,消費電力をおよそ25%節減できる。 Pentum III より高速な FSB も採用される見込み。 トランジスター数7700万個,2次キャッシュ1MB。 クロック 1.3/1.4/1.5/1.6GHz 版で登場,バッテリー効率は Pentium 4 よりも優れている。 Mobile 性を強調するために,Pentium とは異なったブランドで投入された。 1.5/1.6GHz の最終オーダーは2005年2月18日。


Pentium M 1.70GHz
 2003年6月2日発表。 最終オーダーは2005年2月18日。


低電圧(Low-Voltage)版 Pentium M 1.20GHz。
 2003年6月2日発表。


低電圧版 Pentium M 1.30GHz
 最終オーダーは2005年2月18日。


Pentium M 低電圧版 758(1.50GHz)
 2005年1月19日発表。 FSB 400MHz,TDP 10W。 L2 キャッシュ 2MB,90nm プロセス。


超低電圧(Ultra-low-voltage)版 Pentium M 1GHz
 2003年6月2日発表。


Pentium M 超低電圧版 753(1.20GHz)
 2005年1月19日発表。 FSB 400MHz,TDP 5W。 L2 キャッシュ 2MB,90nm プロセス。



組み込み用 Pentium M

 Pentium M プロセッサの高性能と低消費電力を,組み込み機器や通信機器など実装密度の高い用途の活用を目指した製品。 アーキテクチャはモバイル インテル Pentium M と同じで,L2 キャッシュ 1MB,詳細な電力管理機能を搭載。 インテル Pentium M プロセッサ 1.60GHz,低電圧版 インテル Pentium M プロセッサ 1.10GHz がリリースされている。



Pentium M 開発コード『Dothan(ドーサン,ドタン)』

 90nm プロセスルールを採用した次世代 Pentium M。 Dothan コア・歪みシリコンを採用し,トランジスタ数 1億4,000万。 実際の動作クロック周波数はそれぞれ,1.70/1.80/2.0GHz。 L2 キャッシュ 2MB,FSB 400MHz,TDP 21W,動作電圧 1.276〜1.34V。 必要とされるデータを推測して L2 キャッシュに先読みするデータプリフェッチが強化された。 同クロックの Banias コアの Pentium M と比較してパフォーマンスは10%向上。


Pentium M 518/532/538
 2004年6月1日発表,動作クロックはそれぞれ 2.80/30.6/3.2GHz。 Hyper-Threading テクノロジのサポート,2次キャッシュ 1MB,Streaming SIMD 3 Extensions 命令13種類の追加,NetBurst マイクロアーキテクチャの強化が特徴。 対応するチップセットは 852GME または 852PM。


Pentium M processors 715/725
 Intel が2004年6月22日に発表した,コストパフォーマンスに優れた Dothan コア搭載の CPU。 クロックはそれぞれ 1.50/1.60GHz。 90nmプロセス,L2キャッシュ 2MB,FSB 400MHz。 拡張版 SpeedStep を搭載。


Pentium M 723
 2004年7月18日発表,動作クロック1GHz/超低電圧。 プロセスルール 0.13μm,L2 キャッシュ 2MB。


Pentium M 730(1.60GHz)
 2005年1月19日発表。 FSB 533MHz,TDP 27W。 L2 キャッシュ 2MB,90nm プロセス。


Pentium M 733
 2004年7月18日発表,動作クロック1.10GHz/超低電圧。 プロセスルール 0.13μm,L2 キャッシュ 2MB。


Pentium M 735/745/755
 2004年5月10日発表。


Pentium M 738
 2004年7月18日発表,動作クロック1.40GHz/低電圧。 プロセスルール 0.13μm,L2 キャッシュ 2MB。


Pentium M 740(1.73GHz)
 2005年1月19日発表。 FSB 533MHz,TDP 27W。 L2 キャッシュ 2MB,90nm プロセス。


Pentium M 745
 2004年6月7日発売。 Dothan コア 1.8GHz,L2 キャッシュ 2MB。 POS ターミナルや産業用コンピューティングなどの組み込み機器向き。


Pentium M 750(1.86GHz)/ 760(2GHz)
 2005年1月19日発表。 FSB 533MHz,TDP 27W。 L2 キャッシュ 2MB,90nm プロセス。


Pentium M 765
 日本で2004年10月21日発表の,モバイル向け CPU。 Dothan コア,90nmプロセスで製造。 実クロック 2.10GHz,バッテリモード時の最低クロック 600MHz。 FSB 400MHz,L2キャッシュ 2MB,TDP 21W。 コア電圧 1.308〜1.356V,拡張版 SpeedStep を搭載。 NX bit は実装されていない。


Pentium M 770(2.13GHz)
 2005年1月19日発表。 FSB 533MHz,TDP 27W。 L2 キャッシュ 2MB,90nm プロセス。



Pentium M 773
 2006年1月2日に発表された,Yonah コア1個の CPU。 クロック 1.30GHz,L2 2MB,FSB 400MHz,90nmプロセス。


Pentium M 778
 2005年7月26日発表の超低電圧版,クロック 1.60GHz,FSB 400MHz。 90nmプロセス,SSE2 および Execute Disable Bit 機能を装備。 L2キャッシュ 2MB,拡張版 SpeedStep テクノロジをサポート。 1.60GHz動作時の動作電圧は 1.116V,TDP 10W。


Pentium M 780
 2005年7月26日発表,クロック 2.26GHz,FSB 533MHz。 90nmプロセス,SSE2 および Execute Disable Bit 機能を装備。 L2キャッシュ 2MB,拡張版 SpeedStep テクノロジをサポート。 最大動作電圧 1.404V,TDP 27W。



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