Peripheral Component Interconnect(PCI)

 Intel が提唱し,PCI SIG が策定・管理するバスアーキテクチャー。 今日のパソコンのバスの主流,ワークステーションでも採用されている。 SCSI ホストアダプタ,ビデオカード,および他の周辺装置が直接データを転送し, またコンピュータの CPU から直接データを受信することができるシステムバス技術。 バス幅は,32 bit と 64 bit のものがあり,転送速度は,上り/下り合計がそれぞれ 133 MB/sec,266 MB/secと, ISA や EISA バスよりずっと高速にデータを転送できる。

 1992年6月に Ver.1.0 が,1993年に Ver.2.0 が発表される。 発表当初はチップセットがなかったため普及しなかったが,現在の PC/AT 互換機のほとんどがこれを採用し, ワークステーションなどでも採用されている。 異なるバス間の差をブリッジと呼ばれるチップが吸収することで,さまざまなアーキテクチャに対応できるようになっているのが持微。 AT 互換機での PCI+ISA,PCI+EISA といっった組み合わせや,Macintosh や NEC の 98 シリーズにも採用されている。 電源は,最初に仕様が策定された時は 5V だったが,現在普及しているのは 3.3V である。 PCI v2.3 で両者がサポートされた。 アービトレーションや自動コンフイギュレーションの機能も備えている。


PCI v2.2
 1998年12月発表。 3.3V と 5V の PCI アドインカード・コネクタのどちらもサポートしている。


PCI v2.3
 2002年3月発表。 電源規格 5V から現在普及している 3.3V への過渡的な仕様。 3.3V と 5V の両方をサポートし,ユニバーサルおよび 3V-keyed アドインカードを利用できる。 しかし 5V-keyed アドインカードはサポートされていない。 5V 信号は,5V アドインカードとの下位互換確保のために残されたが将来の仕様からは削除される予定。 ロープロファイル・フォームファクタを明記し,SM バス・インターフェースのサポートも仕様に含まれる。


64bit PCI
 バスクロック 66MHz で規格化されている。 この 3.3V は PCI-X と互換。


64bit PCI-X
 次世代 PCI 接続規格。


PCI-X 2.0
 Double Data Rate や Quad Data Rate を採用することで2倍,4倍の転送速度を実現。


PCI-X 2.0 トンネル
 2系統の 266MHz 64bit PCI-X ブリッジを,トンネルを介して HyperTransport で接続する。 また,PCI-X mode2 のほか PCI-X Mode1,PCI をサポートし,ブリッジごとに最大5本の PCI バスを接続できる。

  • PCI Express



    Low Profile PCI

     PCI SIG が策定した,背の低い PCI スロットの規格。 この規格の拡張カード,カードスロットの組み合わせにより, ライザーカードを使わずに AGP×1,PCI×3を持った,94×370×325 mm(幅×奥行き×高さ)の筐体が可能となる。 マザーボードは当初 Pentium III 搭載の『GM300』と,Celeron 533 MHz 搭載の『GM100』が用意された。



    CompactPCI

     PCI から生まれ,ずっと以前から電気通信企業,軍隊,工場などで利用されてきた規格。 利点の1つは,メモリコネクターなどのコンポーネントに加えて,プロセッサーブレードも接続できること。 この仕様は中間層のチップに適応したもので,省電力チップや来たるべき高性能チップには合わない。 また今後,10Gbps のイーサネットなどの高速ネットワーク技術が登場すると速度が遅すぎて対応できないらしい。



    Peripheral Component Interconnect Special Interest Group(PCI SIG)

     PCI の規格を制定する機関。
     2003年3月,8月に開催される PCI-SIG Compliance Workshop で PCI-X 2.0 規格の準拠テストを行なうと発表。
     2004年12月,PCI Express の転送速度を現在の 2.5Gbps から 5Gbps に拡張すると発表。

    サイト:
    http://www.pcisig.com/



    PCI Industrial Computer Manufacturers Group(PICMG)

     650社を超える会員を持つコンソーシアム。 産業用,通信用コンピューティングアプリケーション分野で,PCI 技術をベースにしたシステム,ボードの仕様の開発を協力して行っています。 本拠地,マサチューセッツ州ウェークフィールド

    サイト:
    http://www.pcicmg.org



    PICMG 2.12
     この仕様には,Compact PCI ボードを動作中のシステムへ挿入したり,交換したりするプロセスが記載されている。 ホットスワップの基盤となる手順,OS に接続するソフトウエアの概念が含まれ,ホットスワップされたシステムリソースの検出,コンフィギュレーション,および管理をサポートする。



    PCI-ISA ブリッジ

     PCI バスと ISA バスの間で相互に通信できるようにするための回路。 PCI バスと ISA バスは,その電気的特性からデータ転送のプロトコル, バス幅などが大きく異なるので,このような変換回路が必要。 Intel の i810,i820 では ISA バスが廃止されたため, ISA スロットを搭載するにはこれを実装しなければならない。



    PCI ブリッジ,PCI-PCI ブリッジ

     2本の PCI バスを相互接続するための回路を指す。 PCI のスロット数を増すために使用される。


    Host-PCIブリッジ

     CPU の外部バスなど,いわゆるホスト側のバスを PCI バスと接続し, 相互に通信できるようにするための回路。 いわゆる
    ノースブリッジのこと。


    RD2 PRO・PC ガイガー

     PCI バスのパフォーマンスをリアルタイムにモニタリングできるキット。 PCI カードと5インチベイに装着するフロントパネルで,使用中の PCI バスのクロック周波数,使用率,転送データ量などを,ボードでハード的に読みとり,LED パネルにリアルタイムで表示する。 CPU や OS に依存しておらず,IRQ や I/O ポートも使用しない。 ポート 80H/84H のデバッグ情報を表示することもできる。 IDE HD のマスタ/スレーブ切り替えも可能。 台湾の VICS Technology が開発し,国内では
    バーテックスリンクから発売。



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