ネットエージェント

 2000年6月に設立された,ネットワークセキュリティ専門の会社,東京都墨田区。
サイト:http://www.netagent.co.jp

 2004年5月13日,Winny のユーザーがどのようなファイルを共有しているかを特定するソフトウェアを開発したと発表。 Winny の暗号やネットワーク構造を確実に解析していることを示すための発表で,一般に販売する予定はないらしい。 パケットの解析には,同社の Packet Black Hole が使われた。
 2007年2月13日,『Winny』のネットワークに偽のファイルキー情報を送信することで,Winnyネットワークに漏洩したファイルの拡散を防止する『Winnyファイル拡散防止サービス』を開始。 Winny でファイルの検索・ダウンロードの際に用いられるファイルキー情報を利用し,偽のファイルキー情報を大量にネットワークに送信することで,ファイルのダウンロードを阻止する。 偽のファイルキー情報は送信開始からおよそ3時間で Winny ネットワーク全体に広がり,ターゲットとなるファイルのダウンロード成功率は1/100〜1/1,000に低下する。
 2007年10月17日,『LimeWire』による情報漏えい対策サービスを始めたと発表。
 2009年1月6日,ファイル交換ソフトを通じた情報漏えいの仕組みや対策をまとめた『情報漏えい初期対応ガイド【Winny・share編】』を公開。 『Winny』や『Share』などファイル交換ソフトの仕組みや,情報漏えいを防ぐための対策,漏えいした場合の対処法などを,全15ページでまとめた。


Packet Black Hole
 ネットエージェントのアプライアンス製品で,ネット上を流れているすべての通信パケットを記録し,解析することができる。


One Point Wall
 ネットエージェントが2003年1月27日に発売した,既存のファイアーウォールに追加する形で設置できるコンテンツブロックサーバ。 SoftEther や2ちゃんねるなど,通常のファイアウォールでは止めにくい通信を判別してブロックするブリッジ型ファイアウォールのシリーズ名。 1製品につき1つのコンテンツに絞ってブロックするのが特徴で,ファイアウォールの内側などにブリッジとして設置する。 Linux ベースで,プログラム容量は 32MB 程度。 導入した際のネットワークの遅延は0.05ms,スループットの低下は5%程度。 One Point Wall 2ちゃんねる書き込み(2ちゃんねるへの書き込みが制限できる),One Point Wall SoftEther(SoftEther の通信がブロックできる),One Point Wall WinMX(WinMX の利用を制限する)が発売される。
 2004年12月17日のバージョンは,各機能を統合し,1つの製品で複数サービスへのアクセスを制限できるようになった。 また,Skype や MSN メッセンジャーなどのインスタントメッセンジャーの通信にも対応した。 それまでは,アクセスを制限したいサービスごとに対応する One Point Wall を導入する必要があった。
 2006年6月,『Share』による通信を防ぐ機能を6月中旬に追加すると発表。


One Point Wall Winny
 ネットエージェントが2004年2月17日に発売したブロックサーバ。 Winny の暗号を解読し,Winny 特有の通信パターンを特定した上で Winny の通信かどうかを判断し,ブロックする。


PBH メール
 ネットエージェントが2007年12月4日に発売した,ネットワークを流れるメールの内容,添付ファイルなどすべてを保存・記録する製品。


USB 関所守
 ネットエージェントが2008年10月31日に発売した,企業が管理しない USB メモリなどの外部ストレージや P2P ソフトウェアの利用を防止するセキュリティ対策製品。 外部ストレージへのデータ書き出しや P2P ソフトウェアの使用についてポリシーを設定することで,使用禁止や事前に許可した製品のみを利用するといった運用ができる。 管理可能な外部ストレージ機器は,USB メモリや HDD,SD カードスロット,CD/DVD ドライブ,FDD など。


vPacketBlackHole
 ネットエージェントが2009年10月28日に発売し,ネットワーク通信の記録,保全を行うアプライアンス製品『PacketBlackHole』の機能を仮想化環境で利用するソフト。 基本構成は情報を取得するアプライアンス,解析のソフト部,データを蓄積するストレージで,解析機能をアプライアンスから分離することで,アプライアンス単体よりも拡張性や障害対応などの点で運用の柔軟性が高まる。


Winny 特別調査員
 ネットエージェントが2007年1月17日に発売した,Winny をはじめとするファイル交換ソフトの利用履歴やウイルス感染歴を調査するソフト。 フォレンジック技術を応用した検査により,ファイル交換ソフトを利用した最終日時を調査する。 実行すると,指定のサーバーに検知結果が自動送信される。 検知結果には,ファイル交換ソフトの名称,最終実行日時,実行回数のほか,ウィルス感染の履歴も記される。

Winny 特別調査員2
 ネットエージェントが2007年6月19日に発表した,PC 内をスキャンし,従業員が持ち出した機密情報や個人情報が含まれていると自動的に回収する持ち出し情報回収ソフト。


情報漏えい対応ガイド“Winny・share編”
 ネットエージェントが2009年1月6日に発表した,ファイル共有ソフトウェアを原因とした情報漏えい事故に関する対応方法をまとめたもの。 ファイル共有ソフトウェアを利用するユーザーやウイルスの特徴,事故後における調査から外部への公開までのワークフロー,再発防止策などを企業のセキュリティ担当者向けに解説している。



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