Microsoft Office

 マイクロソフトの売上の約46%と利益の50%以上を占める重要な製品だが,売上げは伸び悩み, マイクロソフトは,現在使用されている3億本のうち半数が海賊版と見ている。 シェアはアメリカでは90%強,ほかの大半の地域では80%台らしい。 大規模な企業データ・システムと統合できる機能を持っていることが利点の一つらしい。 マイクロソフトがパソコンメーカーに強いた厳格なライセンス契約も,シェア拡大を助けた。 すべての情報をユーザーのデスクトップに保存できる。 Microsoft は Office 系アプリケーションに多くの能力を盛り込んで,価値を高めようとしている。 このマクロは Visual Basic for Applications で記述される。

 大半の企業が少なくとも4年以上使っていることが明らかになっている。 それは,手持ちのソフトウェアが機能しているのに,切り替える必要がないためで,多くの企業はバージョン1つおきにアップグレードしており, 2001年6月の時点で大半のユーザー(大企業顧客の60%)はまだ Office 95 か Office 97 を使っており,これは世界全体では12,000万人とみられる。 Microsoft はアップグレードを促進するためライセンスプログラムを変更, ユーザーが最も安い価格でアップグレードするためには,2001年10月1日までに Office XP に移行しなければならない。
 長年アプリケーション・ソフトウェア製品のトップの座を維持しているが,高価である。 そのため,2002年8月ころから,ローエンド・パソコンではコストと小売価格を下げるため,他社の安価な製品を検討するパソコンメーカーが増えている。 2002年8月に HP が,9月にソニーが一部の機種に WordPerfect 採用すると発表。

 ハードウェアに固有な製造番号から,各文書に固有の番号を生成していたが,Office 97 からこの機能をなくしたらしい。
 1998年に,消去したファイルをランダムな断片として,ファイルの未使用部分に残すバグが発見されている。 それらには,パスワード,他の文書の一部,通信記録など,HD に一度保存された,あらゆるデータが含まれている可能性があり,Hex エディターで見ることができる。 このバグが発見されているのは,Microsoft Word 6.0/7.0,PowerPoint 7.0,Excel 7.0 であり, 修正パッチは公開されている。
 2002年2月,Office 製品の製品シリアル番号を悪用するとアプリケーションを異常終了させることが可能だという警告が出された。
 2003年9月4日,4種類の脆弱性 MS03-035〜038 があると公表。 いずれも,Office Update により修正できる。
 2006年2月1日,Access と Excel の連携方法が特許侵害にあたるとの判決が下ったため,Microsoft Office Professional 2003 と Microsoft Access 2003 のユーザーは,Office 2003 SP2 および特別な修正パッチの適用が必要になった。 これは発明家 Carlos Armando Amado 氏の特許を侵害したとの判決が下ったためで,同氏は,スタンフォード大学の大学院生時代,Excel と Access を特別なスプレッドシートを使って連携させる方法を開発し,1994年に特許を取得していた。 Microsoft は,特許侵害に対する損害賠償金として,1997年3月から2003年7月にかけての Office の売上から算定した890万ドルを支払うよう命じられた。
 2007年4月10日,McAfee はパッチが用意されていないと思われる脆弱性3件が『Microsoft Office』から見つかったと発表。
 2008年2月,Microsoft は Office バイナリ文書を XML ベースのフォーマットに変換するツールを開発するオープンソースプロジェクトを開始。 それに合わせ,バイナリ文書フォーマットの仕様も公開した。
 2008年7月,家庭および学生向けバージョンを中心にしたサブスクリプション制サービスを開始。
 2009年5月25日,アイシェアは『Microsoft Office 製品に関する意識調査』の結果を発表。 使ったことがあるのは91.3%,Microsoft Office に関する資格制度『マイクロソフトオフィススペシャリスト』を取得したのは4.1%。 取得した22名のうち90.9%が『Excel』の資格を持ち,『Excel』は『Word』とセットで取得した人が多い傾向が見られた。 仕事をしている449名は,『業務上必須なので使う』73.9%,『業務上必須ではないが便利なので使っている』15.8%と解答。 『業務上必須なので使う』としたのは男性が多く,女性より16.4ポイント高い80.8%。 プライベートで Microsoft Office を使うことは『ある』73.1%。 『Excel』63.5%で,用途は『家計簿』,『音楽 CD など持ち物リスト作成』,『健康管理シート』,『住所録』など。 調査対象は,同社の提供する無料メール転送サービス CLUB BBQ の会員583名。 男女比,男性:53.9%,女性:46.1%。 年代比,20代:35.3%,30代:31.2%,40代:33.4%。 調査期間,2009年4月30日〜5月8日。
 2009年7月13日,Microsoft は未パッチの脆弱性が確認されたと発表。 脆弱性は Office Web Components の ActiveX コントロールに存在し,悪用された場合,攻撃者がローカルユーザーと同じ権限を取得でき,IE を使えばユーザーが何も操作しなくても,リモートからコードを実行することが可能になる。 脆弱性が存在する製品は,Office XP SP3,Office 2003 SP3,Internet Security and Acceleration Server 2004/2006,Office Small Business Accounting 2006 など。 脆弱性を突いた攻撃が既に発生している。

  • Microsoft Office XP
  • Microsoft Office 2003(Office 11)
  • Microsoft Office 2004

  • Microsoft Office for Mac

  • Microsoft Office system
  • 2007 Microsoft Office system(Office 12,Office 2007)
  • Office 2010 Office 14
  • Microsoft Office Accounting Express 2007
  • OneNote
  • Outlook およびそれに関連した項目


    Office 15
     2012年1月30日,プライベートプレビュープログラムを開始。


    Office アップデート
     Office 関連の修正プログラムをダウンロードするサービス。


    Microsoft Office Communicator Mobile
     Windows Phone 向け Office Communications Server のクライアントソフト。 企業のネットワークに遠隔からアクセスし,プレゼンス情報やインスタントメッセージング(IM)など,ユーザー間のコミュニケーションを可能にする機能を持つ。

    Microsoft Office Communicator Mobile 2007 R2
     2009年8月3日,アップデートしたと発表。


    Office Genuine Advantage
     インストール中の Microsoft Office 製品が純正ソフトウェアであるかどうかをチェックするプログラム。 2006年4月の時点で,ブラジル系ポルトガル語,チェコ語,ギリシャ語,韓国語,簡体字中国語,ロシア語,スペイン語が提供されている。


    Office IME 2007
     変換精度やパフォーマンスが低いという指摘を受け,修正プログラムがリリースされている。

    Office IME 2010
     Office 2010 にバンドルする日本語入力システム。
     2010年4月22日,既存の Office ユーザー向けに無料でダウンロード配布すると発表。
    Office XP/2003/2007/2010 の正規ライセンスユーザーが対象。

    Microsoft Office Personal Edition 2003 アップグレード 特別優待パッケージ
     マイクロソフトが2005年9月16日に発売した,旧バージョンの Microsoft Office を最新版の Office Personal Edition 2003 へアップグレードする製品。 対象は,Office 97,Office 2000,Office XP の各版や,Word 97/98,Excel 97 など。


    Office 365
     2011年11月29日,アップデートしたと発表。 Microsoft のスマートフォン『Windows Phone』をサポート。 ユーザーは同端末から SharePoint Online の文書を閲覧・アップデートできる。


    Microsoft Office Mobile
     Windows Mobile で使用する Office Mobile アプリケーション。
     2007年11月アップデートを公開。 Office 2007 形式の文書が閲覧可能になった。 更新パックには Excel スプレッドシートの閲覧,『PowerPoint Mobile』の SmartArt の閲覧,および ZIP フォルダの内容の閲覧と展開のそれぞれの機能強化が含まれている。


    Microsoft Office Web Apps 旧称『Office Web Applications』
     Microsoft のオンライン版 Office。
     2009年9月17日,一部招待ユーザーに公開。 コンシューマー向けテクニカルプレビューを開始したと発表。 Word,Excel,PowerPoint の閲覧と,Excel と PowerPoint の編集のみ可能。 OneNote Web App および Microsoft Office Web Apps の追加機能を搭載したバージョンは後日提供予定。これまで『Office Web Applications』と呼ばれていたが,正式名称が Office Web Apps になった。 構成製品の名称はそれぞれ『Word Web App』『Excel Web App』『PowerPoint Web App』『OneNote Web App』になる。
     2010年6月7日に Microsoft が公開した,ブラウザ上で Office 文書を編集できるサービス。 Word,PowerPoint,Excel,OneNote 文書を編集したり,共有できる。
     2011年7月7日,この Word にリアルタイムの共同編集機能を追加したと発表。 SkyDrive 上の Word で利用できる。


    Office Online
     Office 2003 から採用された,Word や Excel などの作業ウィンドウから調べたいキーワードを入力するとインターネットへ接続して検索を行ない,検索結果をデスクトップ上に表示する機能。


    Office における XML 対応
     最初に対応した Office 2000 ではメタデータのみが対応し,データを出力し,他のアプリケーションで使用することしかできなかったが。 Office XP では定量データのサポートが追加され,Web サービスへの対応も可能となった。 Office System では全面的に導入され,他のアプリケーションなどで作成されたスキーマを取り込み,Office System の Excel や Word などで使用できるようになる。


    Office Open XML
     2006年12月,Microsoft は Ecma International を通じ,OOXML を ISO 標準承認手続きに提出。 しかし,19か国の標準化団体がこれに異議を唱えており,Ecma は2007年2月28日までに回答を示さなければならない。



    Clipper クリッパー,クリッピー

     突然現れるペーパークリップの姿をした,Microsoft Office の自動ヘルプシステム。 または,マイクロソフト社のキャラクター。 Office 97 で登場するが,じゃま者扱いされ,悪評高かく,大勢のユーザーがいらいらさせられた。 日本版ではイルカのアニメーションに差し替えられている。 Office XP ではデフォルトでは表示されず,『Office XP のすごい進歩は,初期設定でクリッパーをオフにしたこと』とゲイツ自身が皮肉を言っている。



    Office 97

     標準サポートは2001年8月31日で終了,延長サポートは2002年2月28日で終了。



    office 2000

     Microsoft 社が1999年に発売した,Word 9,Excel 9,PowerPoint 9,Access 9,Outlook 9 などの統合環境。 ただし Office 97 に比べると機能的な改善は少ないらしい。 Windows 版をインストールするためには IE 5.0 以上が必要。 このコード(3000万行)の60%が,『Word』や『Excel』といった Office アプリケーション間で共有されているためと言われる。
    なお,最初のバグ修正パッケージ(サービスリリース)で,アクティベーション技術が取り入れられている。 標準サポートは2004年6月で終了,延長オプションは2006年に終了する。
     2004年10月7日,Secunia は,文書ファイルの構文解析における入力認証エラーが原因で,バッファオーバーフローの脆弱性があると発表。 ユーザーが特定の文書を開いた際にプロセスがクラッシュする。 また,任意のコードが実行されてしまう可能性もある。 修正パッチなどは公開されていない。
     2009年7月14日,サポート期限が終了。

    注,Mac 版に付属する IE のバージョンは不明(ご存じの方はご教授下さい。)



    Office 2001
     Mac OS 9 では Exchange Server をサポートしていた。


    Microsoft Office 2003 Service Pack 3 日本語版
     2007年9月19日提供を開始。



    InfoPath 開発コード『XDocs』

     Microsoft の Office ファミリの XML フォーム作成アプリケーション,企業向けの XML 導入支援とオーサリングツール。 知識労働者や小規模グループのコラボレーションがターゲット。 2002年10月9日発表,2003年2月に正式名称が決定,2003年10月24日発売。 Office 11 に同梱される。
     大量の関連情報を表形式で収集でき,あらゆる XML 対応データベースをサポートする。 また,XML データの入力やデータベースから XML データを検索する際に利用できる。 XML がベースで,デスクトップドキュメントをバックエンドのデータソースとリンクさせ,電子フォームを使ってデータ生成や作表が簡単にできるようにする。 ユーザーのビジネス環境に合わせて,XML データの収集やビジネスプロセスへの統合をサポート。 デスクトップドキュメントをバックエンドのデータソースとリンクさせ,電子フォームを使ってデータ生成や作表が簡単にでき。 XML の深い知識がなくてもフォームを作成でき,中小ビジネスでもコストを抑えながら XML ソリューションを導入できる。 ユーザの環境に合わせてのデータ収集やプロセス結合などを行うツールで,標準的な XML フォーマットを使用しながらも,データ構造を表すスキーマを独自に定義できる。 データとテンプレートは必ず独立しており,スキーマ作成エディタや入力ツールとして用いることができ,売上情報管理や人事・勤怠管理といった基幹業務のほか,アンケートや業務報告など情報共有プロセスのひとつとしても使える。 また,既に定義されたデータベースをソースとして導入できる。 競合製品は存在しない。



    Office .Net

     発売は2003年前後,開発コードは『NetDoc』。



    Microsoft Office Enterprise Project Management (EPM) Solution

     Office Project Professional 2003 と Office Project Server 2003 をベースにしたソリューション。 企業の各種プロジェクトの進捗状況を記録しつつ評価し,プロジェクトが予定より遅れていたりその他のビジネス要件に満たない場合,担当マネージャに警告を出す。



    Microsoft Office Information Bridge Framework

     2004年5月24日,技術プレビュー版を公開。 アプリケーション開発の迅速化を目指した設計で,クライアントサイド/サーバーサイドのコンポーネントのほか,開発システム Microsoft Visual Studio .NET のプラグインで,ソリューションのメタデータを作成/管理する Information Bridge Metadata Designer が含まれる。 また,Microsoft Office を Web サービスの構築/利用両方のフロントエンドとして機能させる。



    Office PerformancePoint Server 2007(OPPS2007) 開発コード『BizSharp』

     計画立案や予算配分,予測,財務連結といった機能を,『Microsoft Office Business Scorecard Manager Server 2005』の『スコアカード』監視機能と組み合わせる。
     2006年12月5日プレビュー版を公開。
     2007年4月,最新プレビュー版『CTP2』日本語版をダウンロード提供開始。 2007年中盤の正式版発売まで,さらに追加のプレビュー版を公開する予定。



    Creative Commons Add-in for Microsoft Office
     Microsoft が2008年2月14日に v1.0.1 を公開した,Word,PowerPoint,Excel で作成中の文書に Creative Commons ライセンスを埋め込む Office 2003 用アドイン。
    サイト:
    http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=113b53dd-1cc0-4fbe-9e1d-b91d07c76504&DisplayLang=en



    Microsoft Office Picture Manager
     Office の画像処理ツール,デジカメ画像の自動修正機能やサイズ変更,赤目修正などの基本的な画像処理ができる。



    Microsoft Office SharePoint Server 2007
     2008年7月アップグレードを公開。 性能向上のほか,MOSS 2007 に企業向け検索機能を追加。 『Infrastructure Update for Microsoft Office Servers』は MOSS 2007 のほか,『Microsoft Office Project Server 2007』『Microsoft Search Server 2008』『Microsoft Search Server 2008 Express』に対するアップグレードで,『Infrastructure Update for Windows SharePoint Services 3.0』は『Windows SharePoint Services 3.0』のアップグレード,『Infrastructure Update for Microsoft Office Project 2007』は『Microsoft Office Project Professional 2007』に対応。



    Microsoft Office ラーニング エッセンシャル

     マイクロソフトが2006年9月13日に公開した,『MS Office』によるレポートやプレゼンテーションの資料作成を支援する教育機関向けのソフト。 レポートや論文,研究発表などの資料作成の手間を大幅に軽減でき,項目別にジャンル分けされた『MS Office』用のテンプレートが豊富に含まれているほか,テンプレートごとのツールバーや,資料作成を支援する機能も備えている。 テンプレートが読み込まれた状態で起動し,選択したテンプレートごとの専用ツールバーと,資料作成を支援する“プロジェクト アシスタント”画面が併せて表示される。 対応は Windows 2000/XP/Vista 上の MS Office XP/2003。
    サイト:http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=dd300615-fabb-45c6-89db-b6d16ed758c5&DisplayLang=ja



    MOICE
     Microsoft が2007年5月22日に公開した,Office 2003 のファイルを Office 2007 の Open XML フォーマットに変換するツール。 Office の脆弱性を狙った悪意のある Office ファイルの危険を緩和することが狙いで,対象となるソフトウェアは Office 2007/2003。



    Office 2007 オールドスタイル メニュー アドイン
     2008年4月に v0.9 が公開された『Office 2007』のインターフェイスを旧バージョンである『MS Office 2003』のスタイルに変更するフリーソフト。 対応する Office アプリケーションは『Word』『Excel』『PowerPoint』『Outlook』。
    サイト:http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk



    Office IconVer 2003
     エクスプローラで表示させた Office 文書のアイコンにバージョン番号を付加できるソフト。 2004年1月31日 v2.0 が公開,対応 OS は Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP。 フリーソフト版の Standard Edition と,Office 文書アイコンの色を個別変更できる機能も備えたシェアウェア版がある。
    サイト:http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk



    Office 文書一括印刷ツール
     指定フォルダ内の Microsoft Word,Microsoft Excel 文書を一括印刷できるフリーソフト。 2004年11月(?) 公開,対応 OS は Windows 98/2000/XP。
    サイト:http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se328342.html



    Officeの救急隊
     MS Office の特殊な設定の変更やトラブルの復旧ができるソフト。 オプション画面にない設定を変更したり,MS Office に問題が発生した際に復旧を試みられる。 2006年6月10日 v2.0.0.0 が公開,対応は MS Office 2000 以降。
    サイト:http://fos.qp.land.to



    戻る 『Microsoft』最初のメニュー