Lotus Development ロータス

 1982年にミッチー・ケイパーが設立,同年に発表した表計算ソフト『1-2-3』が IBM PC 上でベストセラーとなり,最大のアプリケーションソフトメーカーとなった。 その後,Windows の普及とともに Excel にシェアを奪われ,グループウェア Notes へと主力商品を移行。 IBM との業務提携後,1995年 IBM 社に買収される。
 その後,事実上 IBM の一部門として Notes/Domino を核とした企業内のコラボレーションシステム販売を主業務としていた。 2002年7月,IBM の統合され,社名はブランド名として残る。

 輸出許可を得るために,使われている 64bit 暗号鍵の一部が政府に渡され,連邦当局が暗号化されたファイルをリアルタイムで解読できるようにするなど, ロータス・ノーツの暗号機能を弱め,アメリカ政府が暗号を簡単に破れるようにした。

サイト:http://www.lotus.com

 2007年10月,Secunia は複数の深刻な脆弱性があると報告。 脆弱性は,Micrsoft WordやAdobe Acrobat FrameMakerといった各種サードパーティーのファイルを閲覧するためのビューワのエラーのほか,HTMLメッセージの解析,ECL(Execution Control List)のエラー,共有メモリの不適切なパーミッションなどに起因。 任意のコードを実行されたり情報が流出する可能性がある。 影響を受けるのは IBM Lotus Notes 6.x/7.x。 対策は 7.0.3/8.0 にアップグレードすること。


Lotus1-2-3
 かって Louts 社から発売されていた表計算ソフト。


Lotus Notes
 ロータス社のグループウェアだったが,IBM による買収により,現在は IBM のグループウェア。 1999年現在,クライアントを Notes,サーバーを Domino という。 Notes/Domino 4.x は2003年1月末にサポートが終了する。
 2006年7月10日,IBM は Linux 版クライアント『ロータス・ノーツ・オン・リナックス』をリリース。
 2007年11月,深刻な脆弱性が報告された。 Lotus 1-2-3 のファイルビューワに問題があり,悪用されるとリモートでシステムを制御される恐れがある。 影響を受けるのは Windows ベースの Notes クライアントのみで,Domino サーバは影響を受けない。
 2009年3月,Notes 7.x と 8.x のクライアント版向けのセキュリティアップデートが公開され,サードパーティーモジュールの KeyView に存在する深刻な脆弱性に対処した。 Lotus Notes 8.5 は脆弱性の影響を受けない。


KeyView SDK
 Word Perfect 文書の処理に対応するために使われている。


Lotus Notes 8.5
 2009年1月6日公開。 メールサーバに添付ファイルのコピーを1部のみ保存するインテリジェントなストレージ節約機能を備え,ディスクスペースを推定40%節約できる。 IM,To Doリスト,予定表などのツールを1つの画面に並べて使い勝手を高めた。 ソーシャル機能面では,Google,Yahoo! などで公開されているオンライン予定表との統合で,Lotus Notes の仕事用の予定表と,オンラインの家族の予定表を一度に閲覧できるようになった。


Lotus Notes and Domino 8.5.1
 企業向けコラボレーションスイート。 同期ツールの『Lotus Notes Traveler』がMicrosoft Exchange ActiveSync に対応し,Lotus Domino と Apple のiPhone をはじめとする ActiveSync 対応スマートフォンとの間でメールや予定表の自動同期が可能。
 2009年5月15日,βリリースを開始。
 2009年10月6日,正式版を公開。 同期ツールの『Lotus Notes Traveler』により,Apple の iPhone をはじめとする Microsoft Exchange ActiveSync 対応携帯電話と Lotus Domino 間でのメール,アドレス帳,予定表の自動同期が可能になった。 端末を紛失した際にリモートでデータを削除する機能,企業のファイアウォール内のコンタクト情報を探す機能なども追加された。


Lotus Domino
 IBM のグループウェアサーバ。
 2007年11月7日,情報処理推進機構およびJPCERTコーディネーションセンターはクロスサイトスクリプティングの脆弱性が見つかったと発表。 Domino Web server の Web ページ出力時の処理が不適切なため任意のスクリプトが埋め込まれてしまう XSS の脆弱性が原因。 細工を施したサーバを介して Domino サーバにアクセスすると,Domino が出力するページに埋め込まれたスクリプトがユーザーが意図しない形で実行される恐れがある。 影響を受けるのは,Domino 6.0.x/6.5.x/7.0.x それぞれの AIX,Linux,Solaris,Windows,z/OS 対応版。 問題を解決した Domino 6.5.6 Fix Pack 2,Domino 7.0.2 Fix Pack 2/7.0.3 をリリース済み。
 2007年12月21日,Secunia や FrSIRT は深刻な脆弱性情報を公開。 『dwa7W.dll』ActiveX コントロールのバッファオーバーフローエラーが原因で,細工を施した Web ページをユーザーに参照させることにより,攻撃者がリモートで任意のコードを実行し,システムを完全に制御することが可能になる。 影響を受けるバージョンは Lotus Domino 7.x と Lotus Domino Web Access 7.x。


Lotus Notes and Domino 7.0.2
 IBM が2006年10月11日に出荷を開始したソフト。 アプリケーション ソフトウェアのほか,データや個人ファイルなどの Lotus Notes 環境を,小型フラッシュドライブや iPod といった,USB に接続する外部記憶メディアに格納して持ち運べるのが特徴。 Lotus Notes クライアント/個人 ID 情報/セキュリティ証明書/ブックマークといったカスタマイズ環境を,USB 接続デバイスに格納でき,Windows OS が稼働するホストマシンならば,どのシステムにもその USB デバイスを接続して,普段の作業環境を利用できる。


Lotus Notes/Domino 8
 2007年3月15日,パブリックベータを発表。 オフィス生産性ツールや,電子メールをスレッドを基にグループ化する機能など Lotus Notes 8 で採用される予定の機能を備えている。
 2007年8月17日,正式版を公開。 インタフェースを刷新したほか,電子メールや予定表,インスタントメッセージング(IM)に加え,関連文書や表計算,プレゼンテーション機能などのオフィスツールの一元管理を可能にした。


Lotus Notes Hosted Messaging
 2008年10月22日に提供を開始した『Lotus Notes』のホスティング型企業向けメッセージ・サービス。 Lotus の中心的なオフィス アプリケーション Lotus Notes をホスティング型にした新版。



Lotus Connections
 IBM が2007年1月22日に発表した,アプリケーション・セット。 ブログやブックマークといったコンシューマ技術をビジネスに応用する製品。 複数のベンダー環境においてリッチプレゼンス情報/IM/Eメール/Web/音声/動画/ビジネス アプリケーションを統合する,オープンかつ拡張可能なソフトウェア プラットフォームの提供を目的としている。 同僚の業務内容,プロフィール,所属するワークグループのリストなどを一覧表示する。


Lotus Connections 2.5
 2009年1月13日公開。 Twitter のようなマイクロブロギングの機能,Facebook の Wall のような『Buzz』機能,Wiki サービスなどが追加されたのが特徴。 同社の Quickr のようなファイル共有機能があり,LinkedIn のプロファイルと双方向の統合も図られる。
 日本 IBM が2009年8月29日に発売した,『Smart Work』支援ソリューションのひとつとして,企業内外をつなぐビジネス向けソーシャルソフト。 ウハウの伝承に課題を持つ企業,合併・統廃合に伴い組織風土を再構築し,組織の枠を越えて情報共有を図る企業,複数の企業間で研究・開発・生産する企業向け製品。


Lotus Connections 3.0
 2010年11月8日発売。 ソーシャル分析機能が搭載された。 これは利用履歴や同じ興味を持つユーザーの情報に基づくレコメンデーションで,ユーザーが情報ネットワークを拡大するのをサポートする。



Lotus Quickr
 IBM が2007年1月22日に発表した,Lotus Notes,IBM のインスタントメッセージングソフトウェア SameTime,Microsoft Office に対応したコンテンツ共有アプリケーション。 ユーザーがコンテンツ共有リポジトリを構築し,共同作業者をリポジトリに招待できる。


Lotus Symphony
 ドキュメント,表計算,プレゼンテーションの閲覧ができる無料のオフィスソフトウェア。 OpenOffice.org のオフィスアプリケーションがベース。 2007年9月末までにダウンロード数が10万に達した。


Notes Watcher
 グループウェア Lotus Notes の文書に対するアクセス履歴を,ログとして収集できる Lotus Notes 用のアドオンソフト。


IBM Lotus Symphony
 IBM が2007年9月18日に発表した無料の企業向けのコラボレーション ソフト。 Lotus Symphony Documents,Lotus Symphony Spreadsheets,Lotus Symphony Presentations という3つのアプリケーションからなる。



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