keyboard キーボード
一般的には文字キーを押すとそれに対応する信号を送り出す装置。
広義には,文字データに限らず,指を使ってコンピュータに入力する装置をさす。
通常は入力媒体に主として文字形式の原始データを記録する装置,コンピュータヘコマンドやデータを入力する汎用の装置をさす。
コンピューターのもっとも基本的かつ原始的な,データー入力用のインターフェース。
このキー配置はタイプライターと電卓を真似たものである。
また,いままでに無数のコンピューターアレルギー患者を作り出した原因でもある。
また,内部に入り込んだほこりは意外と多く,ダニなどが繁殖し,オフィスで一番汚いとの報告もある。
キーボード上のキーの配列はキーボード配列といい,様々なものがあるが,いずれにせよキーボード上には限られた数のキーしか配置できない。
そこで,文字種を拡張する各種の機能キーを設け,文字種を切り換えたり,入力の意味を変更できるようにしてある。
他にアプリケーションで機能を割り当てるファンクションキーなどがある。
専用端末のキーボードや入力媒体にデータを入力するだけのキーボードは,目的によりさらに複雑なキーをもたせる場合も簡略化する場合もある。
現在,マウスと OCR 音声入力などが,キーボードにとって変わりつつある。
キーの数,配置等に様々な種類がある。
また,オムロンから指紋センサを内蔵した日本語キーボードも発売されている。
平面に投影するバーチャル・キーボードもある。
2003年6月19日,カネスタ社とアドバンスト・インプット・デバイセズ社は,医療機関向けのバーチャル・キーボードなどを共同開発すると発表。
キーボードのメンテナンス
キーの間にたまるホコリや食べ物などのカスが問題になる。
ディスクトックパソコンでは,本体から取り外し,裏返しにして軽くたたいた後,掃除機で吸い込む。
折りたたんだ布をキーの間に差し込んで拭くのもよい。
キーを取り外せば徹底的に掃除できるが,詳しい人以外にはお勧めできない。
ノートは,たたくと HDD などにダメージを与えるので,掃除機と拭き取りのみにすませる。
keyboard layout キーボード配列,キー配列
キーボード上のキーの並び,配置のこと。
修得のしやすさ,入力のしやすさ,作業効率のよさなどを配慮して決められる。
現在のキーボード配列の
英語キーボードに使われている ASCII 配列と,日本語キーボードに多い JIS 配列とがある。
アルファベットや数字に関しては両者に違いはないが(日本語キーの有無は別),
たとえば,JISの『*』が『shift+8』だったり,隣り合わせのセミコロンとコロンが同じキーに同居していたりという具合に,記号キーの配列が異なる。
これを人間工学的な見地から見直す動きもいろいろある。
キーボード上のキーの配列は,日本語かな入力では,JIS 配列,新 JIS 配列,TRON 式配列,親指シフト配列(OASYS,NICOLA),英語(ローマ字)では,QWERTY,DVORAK,快速ローマ字(NEC)等がある。
キーボードの物理的形状も右手,左手が別ブロックでキーと指の位置が人間工学的になっているものもある。
現在は各社各様であり,また入力効率のみでも優劣を決められない。
参照 カナタイプライター
プッシュホンのボタンとキーボードのテンキーの配置は数字の位置が逆である。
これは,電話は通信用機器であり,電卓やコンピュータは電子機器として発達してきたため,管轄する行政区分や標準規格が異なるためである。
電話機などの国際規格を担うのが ITU,コンピュータなどの電子機器は IEEE が規格や標準化を取り決めている。
過去にもテンキーの配置統一が話し合われたことがあるが,別個に理由があって決めた配置なので,簡単には統一できるものではない。
また,電話で『ゼロ』はパルスが10個の交換機に送る信号(パルスダイヤルの場合)だが,コンピュータでは『ゼロ』は数字の 0 を意味するデータである。
ASCII 配列
キーボードの配列の種類で,米国のパソコンなどで普及しており,AX や J-3100 などの IBM PC 系の国産マシンもこの配列を使っている。
アルファベットの配列は JIS 配列と同じであるが,特殊記号の配置が異なっている。
JIS 配列
キーボードの配列の種類で,JIS 規格で定められているもの。
日本では最も普及している配列。
かなは4段に割り振られており,ホームポジションを守りながのタイピングはかなり難しい。
これを改善したのが新 JIS 配列であるが,あまり人気がなく市販機種で新 JIS 配列を採用しているものは少ない。
83キーボード 83 Keyboard
初代 IBM-PC や XT で使われていた 83個のキーを持つキーボード。
左横に10個のファンクションキーが縦2列に並び,return は小さめ。
この当時は,Ctrl は A の隣にあった。
84キーボード 84 Keyboard
PC/AT で採用された 84個のキーを持つキーボード。
83 キーボードに「SysReq」キーが追加され,レイアウト変更が行なわれている。
106 キーボードなどでもお馴染みの大きな return キーが特徴的。
101 キーボード 101 Keyboard
101 個のキーを持つキーボードで,エンハンスドキーボード(拡張キーボード)と呼ばれる。
一部の XT や AT で使用され,PS/2 以降の標準キーボードとなる。
キー配列は ASCII 配置で,キーボード上部に12個のファンクションキーが横1列に並び,
カーソルキーや編集キーが数字キーから独立。[;は左右に一対用意されている。
このキーボードから;キーが最下部の両脇に移動し,=キーも再び小さくなってしまったが,
サードパーティ製の製品では,)と;を入れ替えられるものや,
84キ−と同じ大きな=キーを持つものなどのバリエーションがある。
104 キーボード 104 Keyboard
101キーボードに,Windows 95 がサポートする左右一対の Windows キーとアプリケーションキーを追加したキーボード。
106 キーボード 106 Keyboard
PC/AT 互換機で標準的に用いられる日本語キボード。
101 キーボードに似た JIS 配列のキーボードで,日本語関連の機能キーとタイプキーが追加され,キーの総数が106個であることからこう呼ばれる。
IBM 製の型番は,5576-A01(ほかに,最近の新機種で使われている廉価版の B01,トラックポイント付きの C01 などがある)。
よく似たものに,5556 型のキーボード互換の 5576001,PS/2 用のキーボードの配列をベースにした 002,002 から数字パッドを外した 003 などもあり,
A0l とはキーの数やキートップの刻印,発生するキーコードなどが微妙に異なる。
109 キーボード 109 Keyboard
106 キーボードに,Windows 95 がサポートする左右一対の Windows キーとアプリケーションキーを追加したキーボード。
JIS 規格『JIS X 6002-1980』で定められた情報処理系けん盤配列を基としているが,最新の PC の多くには,その改良型である『OADG 109A型』と呼ばれるキー配列のキーボードが付属している。
112 キーボード 112 Keyboard
109 キーボードに『Power』『Sleep』『Wake』が追加されたもの。
AT キーボード
PS/2 コネクタよりも一回り大きいコネクタを持ったキーボード。
変換コネクターを使えば,PS/2 でも使えた(その逆も可)。
QWERTY 配列
標準的なキーボードレイアウトの通称(タイプライターの配列)。
これを最初に搭載したのは,E.Remington & Sons 社(1865年設立)から遅くとも1882年12月には発売されていた,Remington Standard Type-Witer No.2 である。
左上から順に QWERTY と並んでいるところから付けられた。
DVORAK 配列(ドゥヴォラック)
現在の主流である QWERTY 式キーボードの代わりとして考案されたもので,
合理的にキーが配置されているされるキーボードの名称。
ただし,日本語のことは全く考えれていない。
Microsoft Natural Keyboard
Microsoft 社が人間工学に基づいて開発した PC/AT 用のキーボード。
メインキーを右手および左手で操作する2つの部分に分割し,これらを V 字形に配置している。
キー配列は,101型をベースにし,Windows 95 で追加されたスタートメニューやプロパティメニューを使いやすくするため,
Windows キー(スタートメニューの表示)と Application キー(プロパティメニューの表示)と呼ばれるキーを追加している。
ただ,アメリカ人に合わせて設計されたためか,日本人には使いにくいようである。
Microsoft Natural Keyboard Pro
Natural Keyboard の新モデル。
従来のキーに上に,『進む』『戻る』『音量アップ』『音量ダウン』『電卓』などのキーが増えた。
Windows 2000 では 102 キーボードとして認識されるらしい。
ハーフ・キーボード
カナダのマティアス社の製品で,標準のキーボードを左半分だけ切り取ったような形。
キーのサイズと文字配列はふつうのキーボードと同じだが,各キーが,本来なら右手側の相対する位置にあるキーの役目も兼ねている。
スペースバーを押していると,右手用のキーが入力でき,「G」は「H」を兼ね,「R」は「U」を兼ねる。
vertual Keyboard バーチャル・キーボード
あらゆる平面にフルサイズのキーボードの映像を投影し,携帯機器ユーザーに快適な入力インターフェースを提供する技術,または製品。
テンキー
キーボードの横,多くは右端にある0〜9までの数字とそれ以外のキーのこと。
数値の入力とカーソルの移動に使われる。
パソコンのテンキーの配列は,電卓に従った。
電卓の数字キーの配列は ISO で定めらている。
テンキーパッド
数字を打ち込むための専用テンキーがないキーボードのパソコンで,テンキーを使えるようにするためのオプションのキーボード。
テンキーパッドを接続するためには,パソコン本体にテンキーパッド用の接続端子またはコネクタが付いていなければならない。
またパソコンごとに使用できるテンキーパッドは異なっているが,専用の接続端子のない機種でも,RS−232C インターフェイスを利用して接続できるようにした製品もある。
親指シフト
富士通が開発した日本語入力用のキーボード。
富士通のワープロ専用機『OASYS』に端を発し,日本独自の進化を遂げてきたキーボード。
かなが3段に割り当てられているために,簡単にブラインドタッチ入力ができるようになっている。
日本語の発音表記に近い入力を目指して配列を工夫したもので,左右の親指の押し方を変えながら文字を入力するというもの。
ワンキーでカナが入力できるので,ローマ字入力に比べると非常に早くタイプできる。
英文の配列は JIS キーボードと同じなので,ローマ字入力や英文の入力にも問題はない。
富士通の日本語ワードプロセッサ OASYS シリーズ,パソコン FMR シリーズなどで採用されアスキーとインターフェイスから PC-9801 用の親指シフト用キーボードが発売されている。
左右親指のホームポジションがシフトキーで,親指も常に使用することでかなを3段に割り当てている(JIS キーボードは4段)。
富士通製品を改良発展させたニコラ配列(日本語入力コンソーシアム基準配列:Nihongo nyuryoku Conthothium Layout)もある。
PC/AT互換機向けはもちろん,Macintosh や PC-98,UNIX ワークステーション向けに至るまで,さまざまなコンピュータに対応した製品が作られた。
ブラインドタッチ
10本の指を使って,キーボードを見ずに正確にキー入力ができること。
これができるようになると,基本的にキーボードを見ないで,ほとんど画面ばかりを見るようになる。
そうすると視点の移動が少なくなるから目が疲れにくくなるらしい。
基本は,指を正しい位置(ホームポジション)に置くこと。
ホームポジション
ブラインド・タッチのさい,キーボードを見ないで文字入力をするために指を置く正しい位置のこと。
キーボードを見なくてもホームポジションが分かるように『F』と『J』,あるいは『D』と『K』に,他のキーよりへこんでいるとか,小さな突起が付いているなどの印が付いている。
左手小指『A』
左手薬指『S』
左手中指『D』
左手人差し指『F』
右手人差し指を『J』
右手中指『K』
右手薬指『L』
右手小指『;』
両手の親指『スペース』
キーボードケーブル Keyboard Cable
キーボードと本体を接続するケーブル。
AT 互換機のケーブルは,クロック,リセット,DC 5V,データ,グランドの5本。
コネクタには,AT スタイルの5ピン DIN と PS/2 スタイルの6ピンミニ DIN があるが,
形状の違いだけなので,変換コネクターで相互に接続が可能。
キーボードロック
キーボードの機能を一時的にストップさせ,キーを押しても何も入力されないようにすること。
この機能を使えば,たとえば時間がかかる処理の際に一時的に席を立ってもほかの人がコンピューターを操作できないようにすることができる。
エプソンの PC-286/386 シリーズのキーボードロック機能は,キーボードだけでなくリセットキーやマウスの機能もストップするようになっている。
ステップスカルプチャ,シリンドリカル
ステップスカルプチャとは,キーボードの各列のキーの並びが,手前から遠い列ほど高くなっていることをいう。
遠いキーを高くすることで,指とキーの距離が列によって大きく変わることを防ぐので打ちやすいとされる。
シリンドリカルとは,ステップスカルプチャになっているキーの列が,
あたかも円筒の内側のカーブを描くように高くなっていること。
この場合には,指とキーの距離はさらに一定になる。
升電子
キーボードの世界的メーカーらしい。
2001年の月産能力は約130万台とか。
AppleKbWin
Macintosh 用 USB キーボードを Windows マシンで快適に利用できるようにするタスクトレイ常駐型のフリーソフト。
2005年10月11日 v1.02 が公開,対応 OS は Windows 2000/XP。
サイト:http://www.geocities.jp/funchi_soft
RecKey
Windows 上で行ったキーボード操作をマクロとして記録・再生できるソフト。
OS は Windows 98/Me/NT 4.0/2000。
Type Analyzer
キーボードの打鍵数を監視して,総打鍵数や1時間あたりの“打率”を表示できるソフト。
タスクトレイに常駐して,キーボード上のキーのうちアルファベット26文字の打鍵数をカウントする。
2006年4月5日 v1.02 が公開,対応 OS は Windows Me/2000/XP。
サイト:http://msw.moon.st
秀Caps
キーボード操作に関する日常的な使い勝手を向上させるための常駐ユーティリティ。
設定可能な項目数は30以上で,CapsLock 関連,カーソル関連,IME 関連と多岐にわたる。
2007年3月16日 v8.6 が公開,対応 OS は Windows 95/98/NT/2000/XP/Vista。
サイト:http://hide.maruo.co.jp
タイプ数カウンター
キーボードでのキー入力数をカウントして時間帯別の折れ線グラフを表示できるフリーソフト。
2006年5月 v1.0 が公開,対応 OS は Windows 2000/XP。
サイト:http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se399353.html
戻る 英語『K』,最初のメニュー