IBM のスーパーコンピューター
以前はビジネス機が中心で,この分野には参入してなかった,または陰が薄かったが,最近は精力的に参入している。
Akka
IBM が2008年6月17日に発表した Windows ベースのスパコン。
持続可能な演算能力が 46TFLOPS で,ピーク時が 54TFLOPS。
プロセッサとして『Xeon』『Power 6』『Cell』を用いている。
2.5GHz 駆動の4コア プロセッサ『Xeon L5420』を搭載した IBM の『HS21XM』ブレード672基。
Power 6 搭載ブレード4基と Cell 搭載ブレード2基を備える。
消費電力は同等の規模のスパコンの6割程度。
Deep Blue ディープ・ブルー
米 IBM 社が開発した,チェス専用のスーパーコンピュータの名称。
CPU 32個を搭載した RS/6000SP に512個のチェス専用アクセラレーターを搭載したもの。
重量 1.4t,開発費 50万$。
非常に高度な並行処理が可能な特注のスーパーコンピューターで,毎秒2億手を考えることができた。
不利な動きは5手,6手先までで除外することで,有利な動きを15手,16手先まで予想できた。
攻撃的でリスクを恐れない,人間的なプレイをしたらしい。
1997年,アゼルバイジャン出身のチェス世界チャンピオン Garry Kasparov(ガルリ・カスパロフ)との6ゲーム対局を行い,
2勝1敗3分けと勝った。
対戦後に解体された。
ただし,実は IBM 技術陣が試合ごとにソフトを調整したため,毎回違う様子にカスパロフ氏が戸惑ったのが敗因とも言われている。
ASCI Purple
IBM が受注したアメリカ・エネルギー省のスーパーコンピューター。
世界初の 100 TFLOPS を目指し2003年の完成予定,ローレンス・リバモア研究所に建設中のテラスケール・シミュレーション・ファシリティーと呼ばれる専用施設に設置される。
196台のコンピューターに組み込まれた CPU 12,544個で構成され,各コンピューターは,100 GB/sec のネットワークで接続される。
メモリ 50TB,OS は AIXL。
床面積 830m2,重量 197t。
核兵器の経年変化や兵器の効力のシュミレーションなどに使われる。
Blue Gene ブルー・ジーン
IBM のスーパーコンピューター。
名称は,人間のタンパク質の折り畳みをモデル化する能力にちなんでいる。
デスクトップ用で64個の Power プロセッサーを搭載。
開発費1億ドルで,2005年後半から2006年初めに完成予定。
これをシミュレートするために,Linux の大規模なクラスターを稼動させた。
構築途上で,36テラフロップスの演算スピードを目指している。
2005年3月11日,IBM は,この時間貸しを開始すると発表。
キャビネット2台相当(同2000台強)のマシンをミネソタ州ロチェスターに設置し,時間単位で貸し出す。
1台分(同1024台)でも,演算回数は同5兆7300億回と,市販されているスパコンの10倍以上。
Blue Gene/L
Blue Gene シリーズの最初の機種。
Power アーキテクチャの独自 CPU PowerPC 440,Linux ベースの OS を採用したスパコンで,2003年11月に最初のプロトタイプが登場。
CPU 65,000個と,メモリー 16TByte を搭載。
処理速度1PFLOPS(360 TFLOPS ?)を目指し2004年の完成予定。
ロスアラモス,サンディア,ローレンス・リバモアの国立研究所,アドバンスト・シミュレーション・アンド・コンピューティング計画の提携大学が利用し,地球規模での気候変動予測や爆発の過程の研究などの分野に使用される予定。
2004年9月,プロトタイプで 36.01TFlops を達成。
11月4日,米エネルギー省は毎秒70兆7200億回の高速演算に成功したと発表。
引き続き能力増強が続けられ,最終的には地球シミュレータの14分の1の大きさで,演算能力360兆回を目指す。
最大規模としてローレンス・リバモア研究所に納入される64ラック構成システムの完成は2005年前半を予定。
2005年3月23日,拡張し,演算能力を毎秒135兆3000億回(従来は同70兆7200億回)に強化したと発表された。
キャビネット16台分(デュアルコア・プロセッサー1万6384台)から,32台分(同3万2768台)に増強。
さらにキャビネット64台分に拡大する予定。
10月27日,ローレンス・リバモア国立研究所は演算能力を毎秒280兆6000億回(従来は136兆8000億回)に倍増させたと発表。
キャビネット32台分(デュアルコア・プロセッサー32,768個)から64台分(同65,536個)に増強した。
2006年6月22日,国家核安全保障庁 (NNSA) と IBM は BG/L が自己記録を更新したと発表。
最新実験において,13万1072個の CPU で 207.3テラフロップス (1秒間に浮動小数点演算を207兆3000億回) という持続的性能を達成。
PowerPC 440 プロセッサのデュアルアーキテクチャ浮動小数点演算ユニットの長所をより活かすことのできる新しい数値計算ライブラリを開発できたため。
Blue Gene/P
IBM が2007年6月に発表したスーパーコンピュータ。
チップは,それぞれが850MHzで稼働する『PowerPC 450』のコアを4個搭載。
2×2フィートの基盤に32個の Blue Gene/P チップが搭載され,処理能力は 435BOPS となっている。
この基盤を高さ6フィート(約1.8m)のラックに32枚搭載。
1ペタフロップスを実現するには,合計で29万4912個のプロセッサと72個のラックが必要で,3ペタフロップスに達するためには,216個のラッククラスタに88万4736個のプロセッサが必要らしい。
3ペタフロップス(毎秒3000兆回の浮動小数点演算を実行)以上の処理速度を実現する予定。
ワトソン・ブルー・ジーン
IBM が2005年6月13日に稼働を発表したスーパーコンピューター。
同社のワトソン研究所に設置され,演算回数は毎秒91兆2900億回。
Blue Gene/L の姉妹機。
Roadrunner
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