IDE の由来

 1986年の初期に Compaq,Western Digital,CDC が Compaq の新製品に組み込むハードディスクを共同で開発したときに,この言葉が初めて使われた。 これで開発されたハードディスクと,ホストとのインターフェイスが IDE と呼ばれるようになった。 開発されたシステムはディスクの信頼性と生産コストの削減のために,CDC のディスクに Western Digital のコントローラを組み込むものだった。 ただし,ディスクコントローラとディスク本体が物理的に一体化しただけで,回路的にはそれぞれ独立していた。 完成品は Compaq の Deskpro 386 で採用・製品化された。

 同年 Compaq は,Conner Peripheral(以下 Conner)とも共同で同様のディスク開発を開始する。 こちらはディスクインターフェイス〜ディスク本体間のインターフェイスを ST-506 の上位互換にしゲートアレイとして完全に一体化するもので, 開発されたディスクは,Compaq の Portable III で製品化された。 現在一般にいう IDE ドライブの起源は,この Conner が開発したドライブといってよい。

 Conner の成功後,多くのドライブメーカーが IDE 相当のドライブを一斉に開発したが, 明確な標準規格がなかったため,各ドライブメーカーはそれぞれ独自の機能拡張などを行なった。 このため互換性が問題となった。 このような問題を回避するため,1988年に各ドライブメーカーが集まり, Common Access Method(CAM)という委員会を発足して標準規格の制定を開始した。 そして翌年,委員会は標準化案を発表。 標準化案の名称は,AT Attachment interfaceATA()と呼ばれた。 この標準化案はその後,ANSI に提出され,1991年に最終的な ANSI 準拠の規格案として認定された。 現在この規格は,ANSI の X3T92 というグループによって管理されている。



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