Claria Corporation 旧『Gator Corp.:ゲーター』

 アメリカのソフトウェア会社,アドウェア・ポップアップ広告配信で有名,カリフォルニア州 Redwood City。 2003年10月に Gator から社名変更。 パスワード管理やフォーム自動入力のためのソフトを開発し,約1000万人のネットサーファーに利用されている。 ユーザーが訪問しているサイトの内容に合わせ,サイト運営者の意向と関わりなくポップアップ広告を配信している。
 1998年に『Gator eWallet』というオンラインフォーム記入用ソフトをリリースして事業に乗り出し,IAB,ニュースメディア大手,United Parcel Service(輸送業),Six Continents(ホテルチェーン)といった企業との訴訟で名を世に知らしめた。 2003年10月社名を Claria Corporation に変更,製品/サービス拡充を反映するための措置と説明している。 今では,3つの事業部を持つまでに成長している。 Jeff McFadden 氏が Claria の社長兼 CEO。
 以前 Gator という社名で,広告主のポップアップ広告を,その競合相手などのサイトにアクセスした際表示するといった,広告のターゲット化と配信方法に関して,再三非難を浴びている。 IPO を控えているが,Hertz Corporation,L.L. Bean,Six Continent Hotels Inc. および Inter-Continental Hotels Corporation,TigerDirect,True Communication,Wells Fargo & Company,WFC Holdings Corporation,Quicken Loans と係争中である。

サイト
 http://www.claria.com
 http://www.gatorcorporation.com

 2001年,IAB はメディアサイト自身の広告を覆い隠すバナー広告を販売しているとして批判,しばらくしてそうしたバナー広告の販売をやめた。
 2002年4月,The New York Times,The Washington Post,Gannett,ダウ・ジョーンズなど16社は,同社のポップアップ広告が著作権を侵害し,売上を奪っているとして控訴。 2002年7月12日,連邦裁判所は無断でメディア企業のサイトにポップアップ広告を表示することを一時差し止める命令を出した。 その後もこの訴訟に加わらなかったサイトでポップアップ広告を表示させている。 2003年2月6日,新聞社とのポップアップ広告訴訟が和解に達した。
 2004年9月,上場を準備中に,市況だけを理由に証券取引委員会に 撤回を申し入れた。
 2005年7月,Kazaa に対し配信契約を解消すると通告していたことが判明。

 2004年現在,Wells Fargo & Company および WFC Holdings Corporation, Quicken Loans, UPS, Hertz, L.L. Bean, TigerDirect,そして Six Continents と和解し, Interlinx と Teleflora の最低2件が係争中(Teleflora は8月18日に提訴)。


BehaviorLink
 Claria が開発中の,ポップアップではなく発信側で広告を出す製品。


GAIN Network
 Claria の利用者のオンライン行動様式に基づいてターゲット広告を配信するサービス。 ユーザー3800万人以上,広告クライアント900以上で,比較的大手の広告主は80。


GAIN Publishing
 Claria の,各種広告支援型ソフトウェアの製作と配布,そしてサードパーティ製フリーウェアの広告支援を行う部門。


Feedback Research
 Gator eWallet ユーザーのデータを利用してオンライン調査や Web 分析サービスを提供している。


Gator eWallet
 オンライン・フォームの記入やパスワードの保存用のソフト。 Gator 社の広告用ソフトも一緒にインストールされる。


OfferCompanion
 Gator 社のソフトにバンドルされているプログラム。 ネットサーフィンの傾向をモニターし、それに合わせたポップアップ広告を表示する。 Gator eWallet や,ゲームソフトやファイル交換プログラムなど他社の無料ソフトに組み込まれていることもある。



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