Efficeon(TM8000) イフィシオン,開発コード『Astro』

 Transmeta の低消費電力のプロセッサーで,超小型ノート PC,Tablet PC,小規模サーバー,モバイル PC や静音 PC,ブレードサーバー,組み込み用途などがターゲット。 x86 命令をソフトウェアで変換し,RISC チップで処理する。 名前は「A NEW eon OF efficiency(効率化の新たな時代)」から。 Very Long Instruction Word(VLIW)が 128bitから256bit に拡張され,クロック毎に最高8命令を実行でき, Crusoe TM5800 と比較すると,クロックサイクル当りで,実用アプリケーションの動作速度で約50%,マルチメディアアプリケーションの動作速度では最高80%の性能向上らしい。 コードモーフィングソフトウェア Code Mophing Software(CMS)が第2世代になり,効率的な命令実行が可能になった。 拡張命令セットは,SSE/SSE2 をサポート。 省電力機能の LongRun も改良された。 Crusoe 同様にノースブリッジを統合したプロセッサで, NorthBridge 機能を統合し,AGP x4,HyperTransport,Low Pin Count(LPC)バス(フラッシュ用)を内蔵。 メモリーは DDR400 最大 4GB をサポート。 製造は台湾 TSMC で行われ,プロセスルールは 130nm の予定。
 同じ TDP 7W の Efficeon 1.1GHz と Pentium M 900MHz との比較では,整数演算性能差は最大2.7倍,浮動小数点演算での最大性能差は1.3倍らしい。 CPU Mark99,MobileMark 2002,SYSmark 2002,PCMark2002 CPU,Business Winstone 2001 などでは,CPUmark99/SYSmark 2002 では Efficeon が明らかに勝るものの,そのほかのテストでは Pentium M が若干上回り,システム性能差は同等らしい。 待機電力は,Pentium M 1.45W,Efficeon 0.18W。 製造は TSMC でダイサイズは 119平方mm。
 130nmプロセスの第1世代 Efficeon では,1GHz(TDP 最大 5W),1.1GHz(同 7W),1.2GHz(同 12W),1.3GHz(同 14W)。 第2世代は 90nmプロセス 68平方mm で,1GHz(同 3W)〜2GHz(同 25W)で登場,これは富士通が最初のパートナーとして発表されている。

 2002年11月,一部関係者向けながらデモが行われた。 2003年3月,一部情報が公開。 同8月に名称を発表。 数カ月以内に詳細が順次発表され,10月13日より開催される Microprocessor Forum で全容が公開される。 日本国内では10月15日に正式発表。 ロゴはカリフォルニア州バークレーの Plumbiline Studios が制作。 NX 対応の Efficeon を2004年半ばに出荷予定。


Efficeon TM8620
 2004年6月2日発表,サイズは21mm四方(TM8600 から46%縮小),機能的には概ね Efficeon TM8600 と同等。 クロック周波数は900〜1100MHz,L1キャッシュ 192KB(命令128KB,データ64KB),L2キャッシュ 1MB,対応メモリーは DDR226/333。 台湾 TSMC の 130nm プロセスルール製造施設で製造される。


TM8800
 2004年9月10日,出荷が発表された。 90nm プロセスで,クロック 1.6GHz。 生産は富士通に委託。



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