Dynamic Systems Initiative(DSI)
Microsoft が2003年3月に発表した,同社の自己管理型コンピューティングへの取り組み。
データセンターの領域でハードウェアの業界標準化が進むと,近い将来,ソフトウェアプラットフォームの可能性が高まると考え,業界標準のハードウェアに同社のソフトウェアアーキテクチャを組み合わせ,運用管理の簡素化・自動化・柔軟性向上を図るとするもの。
OS や開発ツール,関連ソフトなどを組み合わせ,広範囲の領域をカバーする自己管理型コンピューティング環境の構築を目指す。
そのため,ハードウェア・ソフトウェア・ソフトウェアサービスベンダをひとつのソフトウェア・アーキテクチャとして統合。
XML ベースの System Definition Model(SDM)というモデル上で,開発や導入,運用といったサイクルについて共通認識をもたらす。
開発目標として,自己管理可能なアプリケーション開発ツール,リソースを仮想化およびダイナミックに割り当てることのできる OS,運用管理機構が埋め込まれたサーバーアプリケーション,.NET 及び Web サービスをベースに開発された自動管理ソリューションなどが挙げられ,Windows Server 2003 の登場にあわせて順次,関連機能が提供される予定。
コンポーネントのひとつの Automated Deployment Services はすでにβ版が提供されている。
Automated Deployment Services
DSI のコンポーネントのひとつで,新たな設定・管理ツール,動的なリソース割り当てを行う。
対応 OS は Windows Server 2003 Enterprise Edition のみの見込み。
Windows System Resource Manager
DSI のコンポーネントのひとつで,システムリソースの動的な管理ツール(マネージャ)。
Volume Shadow Copy Services and Virtual Disk Service
DSI のコンポーネントのひとつの仮想ストレージの管理機能。
Network Load Balancing
DSI のコンポーネントのひとつのネットワークデータの動的な負荷分散制御機能。
トラフィックに応じた負荷分散を行う。
Windows Server Clustering
DSI のコンポーネントのひとつのクラスタリングサービス,拡張性と可用性を高める。
Virtual Server
DSI のコンポーネントのひとつで,プラットフォーム統一と移行のための仮想マシン機能。
買収した Connectix の技術が用いられている。
System Definition Model(SDM)
DSI のアーキテクチャを定義するファイル。
XML ファイルとして運用管理機能や設定類の記述がなされ,システム全体としては SDM に記述された要件に従ってハードウェアのリソースが組み合わされ提供される。
これによりハードウェアの要件がシステム要件とイコールの関係になる必要がなくなる。
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