Compaq

 IBM を除く,アメリカ最大すなわち,世界最大のパーソナルコンピューターの会社だった,本社ヒューストン。 最大の長所の1つは,オラクル,マイクロソフトなどの企業とパートナー関係を築きあげる才能で, 強力な提携関係を築き,強化していく能力に長けていると言われる。 IBM PC の互換機からいち早く脱皮し,当時 PC サーバと呼ばれていたインテルアーキテクチャ(IA)のサーバ分野に参入。 また,18年間の歴史を通じて,業界標準となったウィンテルと互換性を持った製品を開発してきたのが特徴で, 最近になってハイエンドのサーバー技術を DEC と米タンデムから買収した。

サイト:http://www.compaq.co.jp

コンパックの歴史
 ロッド・キャニオン,ジム・ハリス,ビル・マートの3人が,レストランのテーブルマットに最初の製品デザインを描き,後に会社設立のために1000ドルずつを出し合った。 そのコンセプトは,「新しいパソコン,携帯型の IBM 互換機を作る」というもの。 1982年創業。 1983年に AT 互換機のポータブル PC を発売。 最初の製品は「プラガブル」パソコンとして人気が出,初年度に約53,000台を販売。
1984年,競争の激しいデスクトップ・パソコン市場に参入。
1987年,デスクトップ機の販売台数が100万台が越える。
1994年までに IBM を追い越し,世界最大のパソコンメーカーに成長。 1997年,フォールトトレラントコンピュータのトップベンダーだったタンデム・コンピュータを買収。 1997年までに,勢いの止まらないパソコン業界の怪物とみなされるようになり,マイクロソフトやインテルがコンパックを外して新しい計画を開始するわけにはいかなくなった。
1998年1月末,DEC を買収し,ハイエンド向けサーバー,OS,チップ技術,全世界に広がるサービス網が加わった。 ただし,買収の目玉だった DEC のサービス部門は期待外れで,また Alpha サーバー用チップの方針決定に手間取った。 また DEC との企業文化の違いで,合併は手間取った。
1999年,在庫過剰の発表が原因で,4月18日にエッカード・ファイファーが CEO の座を追われた。 その後,臨時の COO だったマイケル・カペラスが CEO に昇格。 製品ラインと販売ルートの簡素化,パソコンやハンドヘルド機のインターネット接続を前面に打ち出し,またサービスを重視した。
2000年1月,Inacom の流通施設と組み立て施設を買収。
2001年6月25日,Alpha に関連する多くを Intel に譲渡,Tru64 Unix,OpenVMS,NonStop Kernel を Itanium に移植することを発表。
 2001年9月4日,Hewlett-Packard に買収されると発表。 同社は,経営上の課題を抱えコスト的に不利で,これにより市場シェアを失い,利益が減少した。 1998年の DEC 買収で大規模な買収を経験したが,統合の際に困難な問題を経験している。 買収後に体勢を整えるまで,時間がかかったのが主な原因で, 1998年以降にコンパックの落ち込みが始まったとする意見もある。 委託製造に移行していたが,受注生産方式の製造工場設立も計画していた。



Presario プレサリオ

 Compaq のコンシューマ用デスクトップのシリーズ名,合併後も存続する。



Compaq ProLiant

 Compaq のサーバーのシリーズ名,HP ProLiant となり,ProLiant Essential Software も継続する。



Q Vision

 Compaq が独自に開発したグラフィックスアクセラレータ。



Terascale

 コンパックのスーパーコンピューター。 2001年10月29日,一般公開。 開発したのはピッツバーグ大学,カーネギーメロン大学,ウェスティングハウス・エレクトリック。 英クアドリックスの高速回線で750台のサーバーをつなぎ,全部で3000個の『Alpha EV68』プロセッサーを並列動作させるもの。 ピッツバーグ・スーパーコンピューティング・センターに設置される。 このシステムは1秒間に6兆回の演算を行え,メモリは3テラバイト。
 ロスアラモス国立研究所でも,別のスーパーコンピューターを構築中。



Tri Flex

 Compaq が自社製 PC のために開発したバスアーキテクチャー。 メインメモリと CPU,および I/O 間のデータ転送を高速化することに主眼が置かれている。




  • iPAQ Pocket PC シリーズ



    ProLiant DL590/64

     コンパックの Itanium 搭載サーバ。 2001年6月に発表されていたが, 社内での耐久性テスト時,733MHz と 800MHz の Itanium を搭載するモデルで「サイティング」が発生しパスしなかったため,出荷が延期されていた。
    2001年12月18日に同社初の Itanium 搭載サーバとして生産を開始。



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